大田口カフェLIFE

ムッシュとスラジの生活・思考をスラジの観点から書き綴ります。

スラジの”死ぬかと思った話。”

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2010年7月31日(土)

早いもので7月も終わりですね。この勢いで月日が進むと一生もあっという間に終わってしまいそうで焦りますね・・・。

ブログに何を書こうかな??とムッシュに相談したら、”昔のおもしろ話”でも書いたら?と言われたので、今回はちょっとシリアスな(?)”死ぬかと思った話。”を書いてみようと思います。現在の生活も大事なのですが、たまには過去の話も思い出してみるとおもしろいですね。

6年前、僕はホールディングカヤックという折りたたみ式のカヤックを使って、カナダからアラスカ(ベーリング海)へ注ぐ”ユーコン川”という川を下っていました。印象の深かった旅だったのでよく覚えてます。
ユーコン川は全長約3800㎞、カヤックで下れるのは区間は3000㎞ぐらいらしい。僕は、カナダのホワイトホースという町からアラスカのパイプラインまでの約1600㎞をカヤックで旅をしていた。どんなところかというと、人工物など皆無な原野がひたすら続き、100㎞~300㎞ぐらいの間隔で村がある・・・といった感じ。もちろん、村に着くまではキャンプ生活が続く。熊はいるし、人はいないし、ちょっとスリリングな旅なのだ。なんだか、格好良さそうな旅に聞こえるが、実際はそんなことない。現地で知り合った友人からもらったウォッカを「冷やして飲むわ!」と言い、川につけていたら、いつの間にか瓶ごと川に流されていたりと、僕はアホなことばかりしていた。特にアラスカに入ってからは、ちょっとユーコン川に慣れてきて、気持ちに締まりが全くなかった。

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確か、アラスカに入って、サークルという町の100㎞以上手前の地点のことだった。

ユーコン川を下っているときの生活はシンプルで、朝起きて、川を下って、キャンプして寝る。これの繰り返しだ。その日は、シトシトと雨が降り続いて寒かった。夏とはいえ北極圏も近かったので寒いのだ。それでも、いつものようにキャンプをして食事をとった。
夜中になって、テントにバチバチバチと当たる、大粒の雨になった。カヤックが心配になったので、雨の中、岸の上の方に上げた。キャンプ地は砂地で、近くに流れ込みがあった。その流れ込み(支流)も大雨で増水していた。ものすごい水量だった・・・。

当時のことを振り返って思い出してみても、ちょっと信じがたいのだけれど、それからとんでもないことになる・・・。

支流から距離もあるし、カヤックも安全な場所に移したし、大丈夫だろう。ということで僕は熟睡していた。が、やはり虫の予感なのか?「ピン」という小さな音で目が覚めた。

なんかおかしい・・・。風でペグが抜けたか・・・?

僕は暴風雨の中、気になってテントの外に出てみた。すると、テントの周りがとんでもないことになっていたのだ!!

大雨の影響で支流が大増水し、僕がテントを張っていた砂地をえぐって、えぐって、えぐりまくり、ちょうどテントのペグを打っていたところまで、えぐれてきていたのだ!(距離はかなりあったはず!)ペグは地面がなくなって、抜けたのだ・・・。僕が見たとき、テントのすぐそばの地面がどんどん崩れていて、その下では濁流がものすごい勢いで流れていたのだ。ほんとゾッとした。

やばい!!急いで移動しなければ!と思って、テントに荷物が入ったまま引っ張っていって、なんとか難を逃れたのだった。その時の被害はペグが2本だけで済んだが、僕がもし起きていなかったら確実に流されて死んでいたと思う。いざ、文章にしてみると怖い体験だったなぁ~と自分でも思ってしまうが、今となっては笑い話のひとつである。

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ちなみに、これは違う場所で撮った写真。普段はこんな感じでキャンプしていた。
  1. 2010/08/01(日) 00:21:48|
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