大田口カフェLIFE

ムッシュとスラジの生活・思考をスラジの観点から書き綴ります。

旅人の心構えについて

2012年8月9日(木)

個人的に、どうしても書いておきたくて夜明け前にパソコンを立ち上げてみた。内容的には、どうでもいい話になってしまうかもしれませんが、自分の考えをまとめる意味でブログ書いてみます。

きっかけは、昨日8日のこと。

”よしの”を海に連れて行ってあげよう!ということでヤシィ・パークへ行ってきました。偶然にも、そこに自転車の旅人が一休みしておりました。自転車には「自転車で日本一周中!カンパお願いします!」という張り紙がしてあった。
自分も20~21歳にかけて、6ヵ月半ほどかけて自転車で日本を旅行したことがある。当然ながらの貧乏旅行で、おかげ様でいろいろ経験できました。ある意味、僕の人生の大きな転換期でもあったと思います。そんな経験があるので、どうしても自転車旅行者には目がいってしまいます。

よし、カンパしてあげよう!と思って、話しかけてお金を渡してあげました。

僕も、自転車旅行している間、たくさんの人に優しくしてもらいました。北海道の江差でお世話になったHさんに言ってもらったことが、特に心に残っています。

「私も若い頃に旅をして、いろんな人にお世話なったの。当時お世話なった人に、こんなことを言われたの。”私に何も返さなくていいんですよ。あなたが、いずれ歳を重ねたら、また若い旅人に優しくしてあげなさい”ってね。だから、私はあなたの力になってあげるの。そして、あなたも私にではなく、他の誰かの力になってあげなさい。」

そう言ってもらって、自分もいつか余裕ができたら、旅人の力になってあげたいと思いました。今、思い出しても鮮明に記憶に残っているぐらい、感動的な話でした。


そんな思いから、多少のカンパぐらいはできるし・・・と思って、お金を渡したのですが、その自転車旅行者の態度というか、物腰がよろしくなくて、かなりガッカリ・・・したのです。カンパして、気分悪くなるってどういうこと?って思うぐらいです。人の悪口を言うことは良くないので、これ以上のことは書きませんし、もう忘れることにします。


そんなことから、いろいろ考えを巡らせました。


結論から言うと、旅人の心構えとして・・・「人の施しを要求してはいけない」のではないかと思い至った訳です。”自転車で日本一周中です。カンパお願いします!”っていうのは、やはり筋が通らない。と思うのです。まぁ、僕がカンパしておいて言うのもおかしいんですが(笑)

基本的なスタンスとして、旅は自分でするものだし、必要なお金は事前に稼いだりしておくべきです。自分からカンパをお願いするなら、その代わりになる何かをするべきです。音楽ができるなら音楽を。パントマイムでもいいし、なんでもOKです。でなければ、肉体労働で何かできるところを探したり、尋ねたりするのもいいかもしれません。そういう熱意のあるものは僕も大好きであります。

以前、カフェに世界一周中のフランス人の夫婦が立ち寄った時も同じでした。「何か食べるもの、飲み物を分けてくれませんか?」というようなメッセージを渡してきて、結局いろいろ渡してあげました。その時は、すごいな~、こんな人達もおるんやなぁ~ぐらいにしか思っていませんでしたが、この行為もやはり良くない。と思います。実際、なんかスッキリしなかったんですよね。やはり、こういった行為では、本当の人の優しさを引き出している訳ではない!ということに気付いたのです。


人の優しさというのは、自然と現れてくるものでしょうね。言葉では上手く表現できませんが、それは話し方であったり、行動であったり、物腰であったり、表情であったり、立ち振る舞いであったり・・・。そんなことを考えた次第です。



話は変わりますが、僕自身も自転車旅行中にいろいろな人達に出会いました。

実際問題、かなりヒドイ目にもあいましたが、その分いいこともたくさんありました。それは、人の優しさにたくさん触れることができたことです。

旅をはじめる前には、バイト先の面々から、たくさんカンパしてもらいました。もうこれにはビックリでした。旅を終えた2日後から、バイトに復帰させてもらえたのも嬉しかったですね。大学の友人たちも、皆お金なかったのに、いろいろ僕に持たせてくれました。メッセージ入りのTシャツは、今でも僕の大事な宝物です。
秋田の男鹿半島では、サワキ写真館のおっちゃんにお世話になりました。当時、まだフイルムのカメラで写真を撮っていたので、現像をお願いしに行っただけなのですが、あれよあれよと話が弾んで(本当は方言がきつくて半分ぐらい何言ってるか分からなかった)、泊めさせていただきました。おっちゃんは全然食べないのに、焼き肉連れて行ってもらって、おっちゃんは入らないのに銭湯に連れてってもらって・・・。青森にある支店では、ねぶた祭りの時にバイトさせてもらい、従業員の方にいろいろ食べさせてもらいました。「社長が食べさせてやれって言ってんだよ~」って言いながら。本当にお世話になりました。その後もお付き合いは続き、熊本で親戚一同が会をするというので、お前も来い!と電話がかかってきて、それに合わせて熊本へ向かいました。場所は、かの有名な水前寺公園内にある料亭で、僕なんか場違いもいいとこでした。それでも、おっちゃんの親戚の方々も暖かく迎えてくれて恐縮でした。さらには、鹿児島でもおっちゃんの娘さん夫婦のとこでお世話になり、美味しい”さつまあげ”をたらふく食べさせてもらいました。
鹿児島では、大学の友人の親戚&おじいちゃんにもお世話になりました。僕の為に、薪風呂沸かしてくれたおじいちゃん。今、自分が薪風呂を沸かすようになって、なお一層ありがたみが分かるようになりました。
江差でお世話になったHさん夫婦には、僕の方からいろいろ迷惑をかけてしまいました。旅行中に、旅人を装ったぼったくりに遭った僕のところへ、わざわざかけつけてくれました。僕が、頼って電話したんです。
コンビニの前でパンを食べていただけなのに、いきなり「あんたみたいな息子がほしかったんよ。これでラーメンでも食べて!」って言って、僕の手のひらに千円札を押しこんできたおばちゃんもいました。これには流石にビックリしました。
気仙沼のあたりだったと思いますが、海岸でキャンプしている時に、地元の人が差し入れを持ってきてくれました。居心地がよくて、もう一泊したら、今度は地元の若者が”いも煮会”へ混ぜてくれて、楽しい思い出ができました。
サロマ湖~網走のあたりでも、お世話になったおっちゃんがいました。半ば強制的にハイエースに自転車を放り込まれ、網走観光させてもらいました。網走刑務所とか、流氷館(だったかな?)の入場料金なんか払ってくれて、(断っても断りきれない!)「お前だけ行って来い!」って・・・。
長万部でも、おじいちゃんに泊めてもらいました。バス停で寝てたら、家へ招待してくれました。この、おじいちゃんは8割何言ってるか分からなかったのですが、なんとか会話を切りぬけました(笑)。朝起きたら、おじいちゃんの娘さんが様子を見に来て、僕がいたのでビックリしていたのを思い出します。
僕が自炊していたら、面白がって近寄ってきたある幼い兄弟がいました。はしゃいでいたら、僕の作っていた味噌汁をひっくり返してしまい、まだ小さい子供だったので逃げて行ったことがありました。その晩、お父さんとお母さんを連れた兄弟が、僕のところへ訪ねて来てくれました。おかずを持ってきてくれて、とても助かりました。
旅人同士の間でも、いろいろありました。意気投合して、後日実家でお世話になる・・・という仲間も4人ほどできました。みんなそれぞれ、オモシロイやつらでした。感受性の高い、若い頃に旅に出れたのも良かったと思います。


見ず知らずの人に優しくしてもらえるのは、考えてみるとスゴイことですね。僕自身の体験だけでも思い出したらキリがないです。細かいことまでは覚えてないにしろ、たくさんの人達の優しさに触れてきた人生です。しかし、誰でも大なり小なり同じ事だろうと思います。ちょっとしたこともありますよね。席を譲ってもらったりとか、落としたものを拾ってもらったりとか・・・。よくよく考えると、感謝してもしきれないぐらいですよね。今更ながら、ありがたい話だなぁと思います。

始めの方に書いたHさんの言うように、誰かに優しくしてもらったことは、しっかり受け止めて、また誰かに優しくしてあげればいいでしょう。そうすることで、幸せが循環していくような気がするのです。なんだか世の中が良くなるような気がします。

とりとめのない話になりましたが、自転車旅行のにいちゃんのおかげで、いろいろ考えることができました。ありがとう!これから、僕自身も精進していきます!

  1. 2012/08/09(木) 06:54:43|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:5

コメント

Give and Take

自転車旅行のにいちゃんの例では、私はスルーしますね。働けない体でもない限りは、自分の遊びのための金は自分で稼ぐべきです。
私の基本ルールはGive and Takeが成り立つかどうか?なのですが、実際のところは与えるほうがもらうほうよりかなり多い目くらいでちょうどいいんじゃないかなと思ってます。そしたら世の中もよくなると思ってます。
もちろん例外もありますよ。自分の力でどうしようもない場合は一方的な援助でいいと思います。ただ、現金は使途が限定されないので、あんまり気が乗りません。現金じゃないもの、たとえば献血ならじゃんじゃんします。フリーソフトウェアだって、無料でじゃんじゃん使ってくれって感じ。
ルールはシンプルにして、気楽に生きていきましょうよ。
最近カフェに行ってませんが、またそのうち行きます。梶ヶ森には晴れたら上がってたのですが、ここ数ヶ月は晴れません。
  1. 2012/08/09(木) 19:34:08 |
  2. URL |
  3. さかい #0N1.DxTY
  4. [ 編集 ]

さかいさんへ

山頂はなかなか晴れませんか・・・特に朝方はそうかもしれませんね。夏の終わりぐらいにキャンプしにいこうかな~。

そうそう、気楽に自然体で生きていくのが僕のスタイルでした。人生は一度だけ。シンプルにまっすぐ進んでいきますよ~!

  1. 2012/08/09(木) 21:38:04 |
  2. URL |
  3. スラジ #-
  4. [ 編集 ]

言ってはること、めっちゃわかりますわ~。

うちも、前の職場の先輩に、おんなじような事を言われて、すごくすんなり納得しました。

人から優しくしてもらえたら、そのぶん自分も誰かにできることあればやるって、とてもシンプルかつきれいな循環だと思いますもん☆

自分もまだまだ人にもらった優しさに対して恩返しが足りてないですけど、ながーくそういう視点を忘れずぼちぼちやっていきたいなーと思います(^-^)
  1. 2012/08/12(日) 12:01:49 |
  2. URL |
  3. にこ #-
  4. [ 編集 ]

本当に人に優しくされるって自分の中でなんだかすごく暖かくなるよね!

で、優しくされると誰かに優しくなれる。
反対の面もあるよね、誰かに嫌なことされると、誰かに優しくできなくなる

だから優しくされなくても、なるべく自分から発信するのは優しい気持ちを発信させていたいなって思います!

りゅうちゃんの話し長かったけど(笑)、良い話しだった!
  1. 2012/08/18(土) 00:26:35 |
  2. URL |
  3. いわもっちゃん♪ #-
  4. [ 編集 ]

にこちゃんへ

コメントありがとう。これだけでスラジは報われますわ~。
お互い、自分に正直に生きていきましょう(笑)。

いわもっちゃんへ

なかなか良い話やった?読んだんやから凄いわ。感心!!

優しい気持ちっていいよなぁ~。目指すは菩薩やね!
  1. 2012/08/21(火) 22:17:38 |
  2. URL |
  3. スラジ #-
  4. [ 編集 ]

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